主要ネット証券5社が全てアメリカ株に対応! 魅力をおさらい

今年に入り、auカブコム証券と松井証券がアメリカ株式の取り扱いを開始しました。これで主要なネット証券5社(SBI証券、楽天証券、マネックス証券、カブコム証券、松井証券)全てがアメリカ株式に対応したことになります。

【主要なネット証券5社におけるアメリカ株式のリリース日】
・楽天証券:1999年11月(旧ディーエルジェイディレクト・エスエフジー証券)
・SBI証券:2003年8月(旧イー・トレード証券)
・マネックス証券:2008年8月
・auカブコム証券:2022年1月
​・松井証券:2022年2月

アメリカには「アップル」や「マイクロソフト」といった世界的な大企業が多く上場しており、アメリカ株式の時価総額は世界の株式時価総額のおよそ6割を占めています。2位の日本が5%強ほどなので、アメリカ市場がいかに巨大か分かりますね。グローバルな視点を持つと、むしろ日本株式に投資している人の方が珍しいといえます。

【全世界株式に占める時価総額上位3カ国(2022年7月末時点)】
1.アメリカ:61.97%
2.日本:5.39%
3.イギリス:3.78%

出所:MSCI ACWI Index(ドル建て、グロス)

これまで全体的に大きく値上がりしてきたこともアメリカ株式の魅力でしょう。例えば代表的なアメリカ株式指数「S&P500」は、過去10年間でおよそ3倍になりました。1年あたり約11.6%上昇した計算です。これほどのリターンを得られるなら、投資家から人気があるのもうなずけますね。

【S&P500の推移(2012年7月~2022年7月)】

Investing.comより著者作成

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アメリカ株式は1株単位で購入できるメリットもあります。日本株式は原則100株単位でないと売買できませんが、アメリカ株式は1株、2株……のように小さい株数から取引可能です。少額で投資したい人、多くの銘柄に分散投資したい人にとっては向いているでしょう。