アメリカ株の信用取引が解禁! ルールを確認

2022年7月、アメリカ株式の信用取引が解禁されました。信用取引とは証券会社に証拠金(担保に相当)として現金や有価証券を差し入れ、資金や株式を借りて行う取引を指します。自己資金より大きな金額で取引できること、「買い」だけではなく「売り」から取引を始められる点が主なメリットです。

アメリカ株式の信用取引は、証拠金のおよそ2倍までの金額で取引できます。例えば100万円分の証拠金を差し入れた場合、約200万円分の取引が可能です。

ただし、信用取引の評価損は証拠金から差し引かれます。アメリカ株式の信用取引では、証拠金の評価額が取引金額の30%を下回った場合、取引を続けるには30%を回復するまで追加で証拠金(いわゆる「追い証」)を差し入れなければいけません。追加の証拠金を差し入れない場合、一般的にその証券会社のルールに従って強制的に決済されます。 

仮に200万円の信用取引を行った場合、維持しなければいけない証拠金は60万円です。当初差し入れた証拠金が100万円の場合、20%以上下落すると証拠金の評価額が60万円を下回る(100万円-200万円×20%=60万円)ため注意してください。

また、アメリカ株式にはストップ安がありません。日本株式では見られないほど急激に下落する可能性があるため、あまりに大きな金額で取引しないようにしましょう。

執筆/若山卓也(わかやまFPサービス)

証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業(IFA)および保険募集人に登録し、金融商品の販売も行う。2017年から金融系ライターとして活動。AFP、証券外務員一種、プライベートバンキング・コーディネーター。