投資信託を選ぶ際、各販売会社が自社のサイトで公開している「売れ筋ランキング」を確認する個人投資家は多い。そのランキングを定点観測して、トレンドを追う連載。今回は、福岡銀行。
福岡銀行の売れ筋(店頭販売件数ランキング)の2026年1月は、「三井住友・配当フォーカスオープン」、「三菱UFJ純金ファンド(愛称:ファインゴールド)」、「netWIN GSテクノロジー株式ファンド B(H無)」がトップ3だった。「野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)」が第5位に上がり、「インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(年1回決算型)(愛称:世界のベスト)」が第7位、「グローバル・ベスト・ファンド」が第10位にランクインするなど、外国株ファンドが順位を上げた。国内株ファンドは、トップの「三井住友・配当フォーカスオープン」の他は、第6位に「One国内株オープン『愛称:自由演技』」があるものの、「ストックインデックスファンド225」は第9位に後退した。

※福岡銀行サイト「ファンドランキング」の「店頭販売件数ランキング」のデータに基づき編集部作成。評価日:2026年1月31日現在
https://awc.wealthadvisor.jp/webasp/fukuokabank/
「米ハイテク成長株」を再評価の動き
福岡銀行の2026年1月の売れ筋(店頭販売件数)はトップに「三井住友・配当フォーカスオープン」(設定は三井住友DSアセットマネジメント)、第2位に「三菱UFJ純金ファンド(愛称:ファインゴールド)」(三菱UFJアセットマネジメント)といった株価上昇に一定の警戒感を持つ性格のファンドがありながら、第3位以下は「netWIN GSテクノロジー株式ファンド B(H無)」(ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント)、「AB・米国成長株投信Bコース(H無)」(アライアンス・バーンスタイン)、「野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)」(野村アセットマネジメント)といった米ハイテク成長株にフォーカスしたファンドになった。2025年年末まで市場をけん引してきた米ハイテク成長株には引き続き期待しているものの、配当利回りで価格下落には抵抗感が強い「三井住友・配当フォーカスオープン」や株価の値動きとは一線を画して動く「三菱UFJ純金ファンド(愛称:ファインゴールド)」が人気上位にあることは、割高といわれる米ハイテク成長株の下落に備える動きと捉えればよいのだろうか。
また、「世界のベスト」(インベスコ・アセット・マネジメント)や「グローバル・ベスト・ファンド」(三井住友DSアセットマネジメント)といった世界の株式市場からクオリティの優れた銘柄を厳選して投資するアクティブファンドがランキングの順位を上げているのは、これまで世界の株式市場をリードして大きく上昇した米ハイテク成長株の上昇に警戒しつつも株式市場の一段の成長に期待した新しい動きといえる。これらのアクティブファンドに共通しているのは、ワールドワイドに投資対象を広げていること、そして、個別のファンダメンタルズ分析を行うことによって「米国株」以外、「テクノロジー株」以外の銘柄も幅広く調査して運用ポートフォリオに組み入れている点だ。
