・アイスの「当たり」がなかなか出ない理由…実は国が管理していた!?

日本には魅力的な島がたくさんありますが、全部でどれくらいあるかご存じですか? 内閣府の資料「日本の離島の現況」によると、日本には有人島・無人島を合わせて6847もの島があるようです(※)。最も多くの島を持つのは長崎県でその数は971島。2位の鹿児島県(605島)に大きな差を付け圧倒的な1位となりました。

※本州、北海道、四国、九州、沖縄本島を除く

5月10日は「五島の日」です。長崎県にある五島列島にちなんだ日で、5と10で五島(ごとう)と読めることから2013年に制定されました。今日は五島列島にまつわる情報と、五島列島のような離島地域へお得に旅行できる「有人国境離島法」について紹介します。

川口春奈さんが生まれた島

五島列島は長崎県本土から西におよそ100キロメートル離れた場所にあります。五つの島と書きますが実際には129もの島々で構成されており、うち有人島は18あります。

対馬暖流の影響で温暖な五島列島はツバキの生育に適しており、良質なつばき油の産地として有名です。伝統的な特産品の「五島うどん」につばき油が使用されており、現代では資生堂の「TSUBAKI」や「アクアレーベル」などにも採用されました。

独特な風習も多い島で、中でも福江島で行われる「ヘトマト」の奇抜さは見ものです。毎年1月にふんどし姿の青年たちが女性を大きなわらじに乗せて胴上げする民俗行事で、1987年に重要無形民俗文化財に指定されました。

1月はブリやマグロなど魚がおいしい季節でもあります。奇祭ファンの方は一度ヘトマトを見に行ってみてはいかがでしょうか。

そんな五島列島ですが、近年は川口春奈さんの出身地ということで知った方も少なくないでしょう。NHK大河ドラマ『麒麟がくる』や、朝の連続テレビ小説『ちむどんどん』などに出演した俳優です。公式YouTubeチャンネルで五島列島に帰省する様子を配信したことでも話題を集めました。

五島列島ゆかりの有名人は川口春奈さんだけではありません。アイドルグループ「欅坂46」元メンバーの長濱ねるさんは幼少期を五島列島で過ごしており、日本テレビ系『世界の果てまでイッテQ!』のナレーションで有名な立木文彦さんも五島列島の出身です。

【五島列島ゆかりの有名人】
・川口春奈(俳優・モデル)
・長濱ねる(俳優・タレント。元欅坂46メンバー)
・立木文彦(声優・ナレーター。『世界の果てまでイッテQ!』ナレーションなど)
・山本二三(スタジオジブリ『もののけ姫』などの美術監督)
・高嶋仁(元智辯和歌山高校野球部監督)
​・ヨシノサツキ(漫画家。『ばらかもん』など)