2台に1台はアイホン!(※スマホのことではありません)
インターホンの国内トップシェア企業は「アイホン」です。1948年創業の老舗で業界シェアは54.9%(2021年3月期)。つまり日本のインターホンは2台に1台はアイホン製です。同社の製品はホワイトハウスやモンサンミッシェルにも納入されました。皆さんのご自宅に設置されたインターホンもアイホン製ではないでしょうか。
アイホンの製品は一般的なドアホンにとどまりません。病院のナースコールのほかオフィスやエレベーターなどで用いられる業務用インターホン、トイレの緊急呼び出しシステムなど、アイホンの製品はさまざまな場面で用いられています。
業績は以下の通り。2021年3月期は売上高が減少し純利益は上昇しました。
【アイホンの業績】
売上高の主な減少要因は海外市場です。北米地域や欧州地域でロックダウンが実施され営業活動に影響が出てしまいました。一方で売上原価や人件費、交通費などの販売管理費が減少したため営業利益が上昇し、純利益でも増益となっています。
なお今期の売上高は524億円、純利益は30億円となる見込みです。円安やウクライナ侵攻による原油高、部品の供給不足により一時は落ち込みを見せましたが、売り上げや経費削減が順調に進んでいることから今期の予想は上方修正されました。
【アイホンの業績と予想】
出所:アイホン 業績予想の修正に関するお知らせ(2023年3月14日付)