ここに注目:「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」の人気が今後も継続するかに注目

国内公募追加型株式投資信託(ETF除く)の中で最大の純資産残高を誇るのが「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」である。2月末の純資産残高は1兆6386億円で、唯一の1兆円ファンドとなっている。ただ、基準価額の下落によって1万口あたりの分配金が低下している。同ファンドは毎月決算(原則15日)をし、決算期末の前営業日の基準価額に応じて分配金が決まる予想分配金提示型ファンドである。基準価額と分配金の関係は、以下の通り。

1月の決算では基準価額が12,000円を割り込んだので、1万口あたりの分配金が300円から200円に引き下げられた。さらに2月の決算では基準価額が11,000円を割り込んだので100円まで分配金が下がっている。2021年は200~300円の高い分配金をだしていたが、分配金が下がったことによって今後、同ファンドの資金流入額に変化があるのかどうかに注目している。