ここに注目:ブル型ファンドが順位を上げる

SBI証券では、2022年1月もブル型ファンドが人気だった。6位から3位に順位を上げた「SBI 日本株4.3ブル」は、株価指数先物を積極的に活用することによって、日々の基準価格の値動きが国内株式市場全体の値動きの概ね4.3倍程度となる投資成果を目指すブル型ファンドである。日経平均株価は、1月27日に260,44.52円まで下落し、昨年来安値を更新した。ただ、国内株式市場の大幅下落を受け、リバウンド狙いの買いが同ファンドに入った可能性が高い。国内株式に連動するブル型ファンドを購入するのは、逆張りスタンスの投資家が多いからだ。9位の「楽天日本株4.3倍ブル」も同様に、日経平均株価の大幅下落を受けて資金が流入したとみられる。米国の長期金利上昇懸念によって株式市場はボラティリティの高い展開になっているが、今後も国内株式が下落する局面では、ブル型ファンドに買いが入る可能性は高いだろう。