資金流入額トップ(6カ月累計)は「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」
過去6カ月(7~12月)の資金流入額トップは、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」だった。同ファンドは米国の成長株に投資するアクティブファンドで、マイクロソフトや アルファベット、アマゾン・ドット・コムなどに投資している。同ファンドの人気は高く、12月も1,498億円の資金が流入し、過去6カ月の資金流入額トップをキープした。
資金流出額1位(6カ月累計)は「デジタル・トランスフォーメーション株式ファンド」
過去6カ月(7~12月)の資金流出額トップは、「デジタル・トランスフォーメーション株式ファンド」だった。同ファンドは世界の上場株式の中から、ゼロ・コンタクト・ビジネス(非接触型ビジネス)を行う企業の株式に投資するアクティブファンドである。12月も約76億円の資金が流出し、過去6カ月の資金流出額トップとなった。資金流出している最大の理由は、パフォーマンスの悪化である。2021年12月末時点における騰落率は以下の通り。
1カ月 -12.64%
3カ月 -15.23%
6カ月 -26.42%
1年 -17.03%
2021年は米国を代表する株価指数であるS&P500種株価指数が約27%上昇したのに対し、同ファンドのパフォーマンス悪化は目立つ。2022年1月になってもインフレ懸念による米国金利上昇によって株式市場の上値は重いので、同ファンドからの資金流出が続く可能性は高いだろう。