4.まとめ

今後、さらなる高齢化の中で、老後所得保障を支える重要な柱の一つとして、DCへの期待はますます高まるだろう。期待に応えるためには、「T」字型の改革の具体的な動きを進めて、制度の拡大と内容の充実を実現し、改革の実効性を高めていくことが求められる。そして、その次の展開についても考えておきたい。

社会・経済の全体の動きを俯瞰する中で、社会保障中でのDCとして、また企業年金の中でのDCとして、果たしていくことがある。また、老後所得保障の中でDCがどのような位置づけにあるのか、どのような役割分担をしていくべきなのか、個々人の老後生活を包括的にとらえる中で考える節目に来ていると思われる。

 

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確定拠出年金20周年企画

第2回DC制度20年の軌跡、そしてさらなる発展へ 

 

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