ここに注目:「ジパング企業債ファンド」が2位にランクイン

2位に「ジパング企業債ファンド」がランクインしている。同ファンドは、日本企業や日本企業の海外子会社(ジパング企業)が発行するさまざまな債券に投資するが、利回り向上のため、円建ての債券だけでなく外貨建ての債券にも投資する。また、普通社債だけでなく、劣後債にも投資する点が特徴である。劣後債とは、企業がデフォルト(債務不履行)になった場合に、元本や利息の支払い順位が、普通社債よりも低く設定された債券。ただ、リスクが普通社債より高い分、利回りが相対的に高くなっている。同ファンドの11月末時点における騰落率は、以下の通り。

 1カ月 0.14%
 3カ月 0.09%
 6カ月 1.81%
 1年      2.43%

海外株式型ファンドなどに比べるとリターンは低いものの、債券ファンドなので、リスクを抑えながら安定的な利回りが期待できる。国内では低金利が続いているので、12月以降も同ファンドの人気が継続する可能性は高いだろう。