そろそろボーナス(賞与)シーズン到来です。一般財団法人「労務行政研究所」が東証1部上場企業208社から得た回答によると、2021年冬のボーナス妥結額は全産業単純平均で71万5553円となり、対前年同期比で1.9%のマイナスという数字を公表しました。
また、三菱UFJリサーチ&コンサルティングの「2021年冬のボーナス見通し」によると、国家公務員の平均支給額は60万7600円であり、地方公務員もそれにほぼ準じた水準になります。

東証一部企業のボーナスは前年同期比1.9%減の71万円

労務行政研究所の数字をもう少し詳しく見てみましょう。製造業と非製造業に分けると、前者の単純平均値が72万3760円で、後者は68万3114円です。ただ、業種によってかなりの差があります。製造業の場合、最も高いのが自動車の84万4622円で、最も低いのが紙・パルプの58万7125円でした。また非製造業では、陸運が最も高く83万6473円、逆に最も低いのは商業の57万8367円でした。
これは冬に限ったことではなく、夏もそうなのですが、ボーナスの支給時期が近づくと必ずメディアが「ボーナスの正しい使い方」や「ボーナスの資産運用法」といったネタを記事に取り上げるのが定番です。
共通ポイントサービス Pontaの運営で有名なロイヤリティマーケティングが発表した「第49回Ponta消費意識調査」によると、2021年冬のボーナスの使い道のランキングは次のようになりました。