現状、公務員(共済組合員)がiDeCoを利用する場合、掛金の上限金額は月額1.2万円です。国民年金基金連合会の調べ※1では、公務員は平均で月1万969円、87%の人が毎月1万円以上の積立をしています。iDeCoの掛金は5000円以上、1000円単位で設定するので、iDeCoを利用している公務員の多くは、毎月、上限金額の1.2万円で積み立てている、ということだと思います。

※1 国民年金基金連合会「iDeCo(個人型確定拠出年金)の加入等の概況(2021年6月時点)」より

公務員向けのセミナーで掛金上限金額の説明をすると、「他の職業と比べて、公務員はiDeCo掛金が少ないんですね※2」との感想をよくお伺いします。中には「iDeCoは掛金が少ない!」と嘆いている公務員もいるかもしれません。

※2 企業年金のない会社の会社員や専業主ふ 月額2.3万円、自営業者 月額6.8万円

そんな公務員の皆さまに朗報です。まだ先の話になりますが、令和6年(2024年)12月から、公務員のiDeCo掛金は上限金額が“実質的”に月額2万円に引き上げられる予定です。“実質的”なんて、少し歯切れの悪い言い方ですが、今回はその理由も含めてご説明しましょう。