Aさんはどうすればよかったのか?
Aさんは今回、なぜ不動産投資に失敗してしまったのでしょうか?
●不動産会社の説明を鵜呑みにした
●リスクをきちんと調べなかった
● 想定利回りと実質利回りの違いを意識していなかった
特に「実質利回り」について調べなかった問題は大きいでしょう。
不動産会社はたいてい、経費などをあまり勘案しない「想定利回り」をもって勧誘してきます。実際にはリフォーム、修繕、税金などの費用がかかりますし、空き室が発生したら家賃収入は入ってきません。こういったリスクも考慮して、しっかりシミュレーションしてから不動産投資に取り組みましょう。
「夢の大家さん生活」の実現は、そう甘くはありません。「良い物件」もそうそう見つかるものではないでしょう。自分の足で現地に行き、100件ほどの物件を確かめて、手間と労力をかけてはじめて「たった1つの良い物件」を見定められるとも言われている世界です。
悪徳不動産会社にだまされても責任追及できず、泣き寝入りされている方が少なくありません。不動産投資をするなら「慎重に」行いましょう!