都内で働く優美さん(仮名、20代女性)は会社の給料だけでは生活するのに精一杯で、何か副業をして稼ぎたいと思っていました。そんなときにネットで「ライター」の副業を見つけます。「これなら自分でもできる」と考えたものの、具体的に何から始めればいいのか分かりませんでした。

すると今度は「ライタースクール」の広告を発見。さまざまなノウハウをオンラインで受講でき、さらに卒業後は単価の高い仕事も紹介してくれるとのこと。優美さんは早速申し込み受講を開始しました。

ところが、ライティングの勉強を続けて卒業が迫ってきた頃、突然スクールと連絡が取れなくなってしまいます。何が起きたのか分からず優美さんが不安に思っていると、驚愕の通知が届き……。

●あまりに衝撃の通知内容とは?
※前編【「副業ライターで稼げる」薄給の20代女性がコツコツ勉強した末に見た現実】からの続き

ライタースクールの実態

優美さんは「このままじゃどうなるか分からない。契約金はどうなるの?」と不安になって情報収集を始めました。

すると、ネットのライター界隈でもライタースクールの倒産が話題になっており「ライター業でスクールの説明したような高額な案件を紹介するのはほぼ不可能」と他のライターや先輩ライターがうわさをしていました。業界の常識として、そのような高額な案件を卒業生全員に紹介し続けるなどできるはずがない、ライタースクールは詐欺に近い、という評判でした。

結局、優美さんが利用していたライタースクールは「卒業したら高額な単価の仕事を紹介する」という言葉をエサに、優美さんのような初心者ライターから資金集めをするだけの団体だったのです。

優美さんはライタースクールの手口に見事に引っ掛かってしまいました。