相談者のプロフィールとお金データ
【寄せられたお悩み】 「コロナでクライアントが増え、法人成りして従業員を雇用したいと考えています。テレワークで業務はできますので、新たに事務所を構える必要はなく、初期費用はそこまでかからなさそうです。 事業の方は借入をして準備をしていきますが、老後に備え私の個人資産も心配です。65歳までに2000万円ほど貯蓄したいと考えていて、銀行預金での貯蓄・iDeCo(個人型確定拠出年金)・国民年金基金をしていますが、今のままで大丈夫でしょうか? また、もし法人成りしたら、現在加入中の国民年金基金、iDeCoは継続できますか?」
【お悩みの論点】 ①現状の銀行預金・iDeCo・国民年金基金はこのままでいい? 見直しポイントは? ②個人事業主から法人成りしても、加入中の国民年金基金、iDeCoは継続できる?
資産状況や月々の収入など
内訳 預金:800万円 ※ただし、従業員を雇う場合、100万円を事業用資金にする予定 (つまり、自分の資産として残るのは700万円) ※iDeCoの資産はここに含めていない
<収入> ・毎月の手取り収入:66万円 ・手取りの年収:約790万円
<資産形成のための支出> 毎月、手取り収入から…… ・約3万円を国民年金基金(終身年金A型に加入、1口目13080円、2口目以上が4口17440円、合計で30520円の掛金)に ・2万円をiDeCoでの積立のために拠出 ・5万円を銀行に預け入れ
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現在、おひとり様で独身生活を謳歌されているちか子さん。お仕事も順調で、一人では手がいっぱいになってきたので今後は従業員を雇用したいとお考えなのですね。一方でご自身の老後のための資産形成も気になるとのこと。さっそく、ご相談内容について一緒に考えていきましょう。