企業型DCはインデックスで外株、国内株を半分ずつがお勧め

1つ目のお悩みは「企業型DCでどのような商品を選んだらよいか」で、バランス型ファンドとインデックスファンドの組み合わせかで迷われているようですね。ここで注意していただきたいのは、企業型DCのバランス型ファンドのラインアップは制度の導入時に採用された古いタイプの商品が多いことです。

特に債券比率が高いものには気を付けてください。例えば、〇〇バランス30、50、70といった、いわゆるライフサイクル型ファンドの中でも、30のような株式の比率が少ないタイプは、今の足元の金利環境を考えるとコスト水準も含めてやや時流に合わないと言わざるを得ません。

そこで企業型DCでは、ご自身でインデックスファンドを組み合わせることをお勧めします。インデックスファンドであれば古いものでも商品性にそれほど変わりはありませんし、もともとDCではコストが低く抑えられています。

では、具体的に何を組み合わせるかですが、青田さんの場合は長期投資が前提となるため、基本は株式だけで十分だと考えられ、国内と海外の株式を半分ずつ保有するのがいいでしょう。具体的には、日経平均株価かTOPIX(東証株価指数)に連動するインデックスファンドと、日本を除く先進国の株式、または日本を除く全世界の株式の指数に連動するインデックスファンドの組み合わせ。おそらくどこの企業のプランでも、これらのいずれかはラインアップされているはずです。