相談者のプロフィールとお金データ

【青田裕大(仮名)さんプロフィール】     37歳、神奈川県在住の化学メーカー営業マンで、2年前に結婚した栄養士の妻(33歳)と二人暮らし。勤めている会社が企業型確定拠出年金(DC)を導入したことをきっかけに、資産運用に興味を持つ。しかし仕事が忙しく、積極的な運用はできていない状態。
【寄せられたお悩み】 「会社が企業型DCを導入しています。資産運用に興味はあるのですが、正直、仕事が忙しすぎて運用について勉強する時間があまりありません。DCもとりあえず定期預金を選択したままですが金利は雀の涙ですし、やはり少しでも積極的に運用したいという思いが募ってきました。そこで投資信託を考え、詳しい同僚に聞いてみたところ、バランス型と、自身でインデックスファンドを組み合わせる方法とのどちらかにしたら良いのでは?と言われました。両者の特徴を教えていただき、私のようなビギナーにはどちらが向いているかを教えてください」
【お悩みの論点】 ①会社が企業型DCを導入しており、積極的に運用したいが、バランス型の商品を選ぶか、自身でインデックスファンドを組み合わせて運用すべきか迷っている。 ②投資信託に興味があるが、仕事が忙しすぎて運用に関する勉強ができない。
【資産状況や月々の収支内訳】 世帯の金融資産額(運用中の投資額と預貯金を合わせた金額):300万円
内訳 預貯金:300万円
収支 <収入> ・世帯の毎月の手取り収入:50万円   ・手取りの年収:600万円                <支出> 50万円(詳細以下)

支出について、青田さんよりコメント

※1 新築賃貸マンションのため相場より若干高めです。

※2 栄養士の妻は料理上手で自炊が得意なので低めです。

※3 妻が栄養士から管理栄養士にステップアップするために始めた通信教育の費用です(月額換算)。

※4 各自3万円ずつ。交際費はお互いここから出しています。

※5 健康と節約のため、やめたいのですが…。

※6 マイホーム購入に向け、貯蓄中です。

***

青田さんは現在37歳、DCではあと30年ほど運用することになるので、今後の資産形成を考えると可能な限り早く運用を始めていただきたいですね。企業型DCで続けても、のちにiDeCoに移換したとしても、積み立てた資産は原則60歳まで引き出すことはできません。また、現行60歳から70歳の間で選択可能な受給開始年齢は、近年中に60歳から75歳まで拡大されることが決まっています。