世界大手3社が主要顧客、強みと課題

レーザーテックは光応用技術を核に、半導体やFPD向けの検査・計測装置を開発しています。2026年6月期の売上高2,305億円のうち、半導体関連装置が1,681億円で約73%、サービスが586億円で約25%を占めます。

代表製品は、EUVマスクブランクスを検査する「ABICS」と、回路パターン形成後のEUVマスクを検査する「ACTIS」。2017年にABICS E120、2019年にACTIS A150をいずれも世界で初めて製品化。2023年には次世代のHigh-NA EUVにも対応するACTIS A300シリーズを投入しています。

販売先も最先端半導体メーカーに集中しており、2026年6月期はTSMCが21.4%、Intelが20.7%、Samsung Electronicsが20.2%と、3社だけで売上高の62.3%を占めます。世界の先端半導体投資を直接取り込める一方、少数顧客の設備投資方針に業績が左右されやすいというリスクも併せ持ちます。