NISAの普及で投資信託は身近になった。しかし、どの商品が自分に合っているのかを見極めるのは難しい。長期投資家に支持される投資信託にはどんな魅力があり、またなぜ支持されているのか。ここでは、しんきんアセットマネジメント投信が運用する「しんきん日本アニメ&ゲーム関連株式ファンド(愛称:アニメ&ゲームプラス)」について紹介する。純資産総額は2026年10月22日現在で約15億5000万円となっている。
日本のアニメやゲームは、作品の販売にとどまらず、映画、音楽、グッズ、イベント、テーマパークなどへ展開できる有力な知的財産(IP)として存在感を高めている。政府もコンテンツ産業を「戦略17分野」の一つに位置付けており、政策面からも成長が期待される分野だ。
日本のアニメ・ゲーム関連企業へまとめて投資できる国内株式ファンド
「しんきん日本アニメ&ゲーム関連株式ファンド」は、日本の金融商品取引所に上場するアニメまたはゲーム関連企業の株式へ投資するアクティブファンドだ。2026年8月26日に設定され、愛称は「アニメ&ゲームプラス」。信託期間は無期限となっている。
ここでいうアニメ・ゲーム関連企業には、コンテンツの企画・制作・開発を手掛ける企業だけでなく、配信・流通、ライセンス・商品化、テーマパークやイベントなどの体験型エンターテインメントを通じて収益機会を持つ企業も含まれる。
銘柄の選定では、各種公開情報から関連企業を絞り込み、事業環境、業績動向、株価の割高・割安を示すバリュエーションなどを総合的に分析する。さらに、各銘柄の時価総額、期待リターン、投資リスク、流動性を考慮して投資割合を決定する仕組みだ。特定の株価指数との連動を目指すインデックスファンドではなく、運用会社の判断で銘柄を選ぶアクティブファンドである。
アニメやゲームの魅力は、一つの作品やキャラクターを複数の市場へ展開できる点にある。漫画をアニメ化し、ゲームや映画、音楽、ライブ、グッズ、テーマパークなどへ広げる“メディアミックス戦略”が成功すれば、同じIPから長期間にわたって収益を得られる可能性がある。
しんきんアセットマネジメント投信は、「しんきん日米半導体株ファンド」や「しんきん米国ウォーターファンド」、米国の株式・債券に金を組み合わせる「しんきんUSバランス・プラスゴールド」など、投資対象に特徴のある商品も展開している。「アニメ&ゲームプラス」も、同社の個性的な商品ラインアップに加わったテーマ型ファンドといえるだろう。
2026年9月末現在の国内株式比率は98.13%で、組入銘柄数は38銘柄となっている。
組入上位銘柄は次の通り。
・ソニーグループ 9.95%
・オリエンタルランド 9.50%
・任天堂 9.49%
・東宝 9.03%
・バンダイナムコホールディングス 9.03%
・コナミグループ 8.84%
・カプコン 7.11%
・東宝 4.81%
・サンリオ 4.41%
・ネクソン 3.71%
・TBSホールディングス 2.81%
