新NISAつみたて投資枠の対象に新たにラインアップされた投資信託のトレンドを分析。これから投資を始める人には自身に合った商品選びの参考に、運用中の人にはポートフォリオの見直しや補強のヒントが得られるはずだ。
傾向は「日本株新指数」「伝統指数」「バランス型」
2026年9月、新たな指数(インデックス)に連動を目指すファンドや、テーマ、銘柄選定手法、独自の投資戦略を取り入れた新しいファンドが続々とNISAつみたて投資枠の対象ラインアップに加わった。今回は、2026年9月に「つみたて投資枠」対象商品リストに追加・更新された全7ファンドに焦点を当てる。その特徴を日本株インデックス(新指数)グループ、伝統指数グループ、バランス型ファンドグループの3つの軸で分類し解説する。
【2026年9月】新NISA(つみたて投資枠)対象商品届出リスト
1.日本株インデックス(新指数)グループ
日本株市場でおなじみのTOPIXや日経平均とは異なる視点の新指数を採用したファンドや、取引利便性の高いETFがつみたてNISA対象に。日本株の成長性や企業価値向上に着目する投資家は要チェックだ。
Smart-i 読売333インデックス〔追加型投信/国内/株式/インデックス型〕りそなアセットマネジメント
国内株市場から流動性および浮動調整株時価総額を考慮して選ばれた333銘柄で構成される指数「読売333」に連動をめざす。構成銘柄はすべて同一比率で組み入れる「等ウェート型」を採用。特定銘柄の影響を受けにくく、幅広い企業の動向を捉える。従来の大型株偏重を避けつつ、日本の主要企業へバランスよく分散投資しながら中長期での資産形成を目指す投資家に向いているといえそうだ。成長投資枠でも投資可能。
設定日は2026年9月8日。組入上位10銘柄は、東京精密0.5%、大成建設0.5%、東京エレクトロン0.5%、アドバンテスト0.5%、日産化学0.5%、群馬銀行0.4%、村田製作所0.4%、住友重機械工業0.4%、レゾナック・ホールディングス0.4%、七十七銀行0.4%。純資産総額7.1億円(2026年9月30日)。
iFreeETF JPXプライム150〔追加型投信/国内/株式/ETF/インデックス型〕大和アセットマネジメント
つみたて投資枠で投資できるETFは11本(2026年9月30日時点)。前月末比で2本増えたが、そのうちの1つがiFreeETF JPXプライム150だ。JPXプライム150とは、東証プライム上場企業の時価総額上位銘柄を資本収益性と市場評価の観点から厳選し、価値創造が期待される銘柄を集積した指数。日本企業のコーポレートガバナンス改革や企業価値向上に伴う株価上昇を効率的に享受したい投資家注目の指数の一つ。同指数への連動を目指すETFにつみたて投資枠でも投資ができるようになった。
iFreeETF JPXプライム150の組入上位10銘柄は、三菱UFJフィナンシャルG5.7%、TOPIX 先物 0812月4.3%、三井住友フィナンシャルG3.7%、日立3.5%、ソニーグループ3.1%、東京エレクトロン3.1%、ソフトバンクグループ3.1%、みずほフィナンシャルG3.0%、リクルートホールディングス3.0%、アドバンテスト2.6%(2026年9月30日時点)。分配の推移は第5期 (2026年4月) 1,100円(100口当たり、税引前)。年2回決算。設定日2024年1月22日(上場日:2024年1月24日)、純資産総額は95億円(2026年9月30日時点)。

