このままでは自分の介護費用が不足する
一番つらかったのは、娘婿が私に冷淡なことです。挨拶をしても反応はないし、私への要望は全部、香織を通して伝えてきました。毎日朝食を一緒に取っていても、まるで私などいないかのような振る舞いで、なるべく私と顔を合わせたくないのか平日の帰宅はいつも22時以降です。
そもそも、香織一家の生活スタイルは私が考えていたものと全く違いました。休日だと香織夫婦は昼過ぎまで寝ていて、上の孫の部活動もあり、家族で出かけることなど滅多にありません。
一方で、夕食の食材を奮発したり、下の孫に頻繁に服やおもちゃを買い与えたりしたことから、ひとり暮らしの時より出費は大きく膨らみました。同居のルールで水道光熱費は香織が払ってくれていますが、5人暮らしで増えた食費や雑費はほぼ私の負担です。いつまで生きられるか分かりませんが、このままでは自分が要介護状態になった時の介護費用が足りなくなるのではないかと不安になりました。
友人に紹介されたFPの石津さんに面談をお願いしたのは、そんな漠然とした不安を誰かに聞いてもらったからです。友人から、石津さんはお金の相談だけでなく、「よろず相談」に対応してくれると聞いていました。
