留意点とパフォーマンスは?
一方で、購入前に知っておきたい留意点は次の通りだ。
・2026年5月末時点のマザーファンドの業種別比率では、情報技術セクターは65.1%にとどまり、コミュニケーション・サービス(15.3%)と一般消費財・サービス(13.6%)を含む非情報技術セクターが30%以上を占める(2026年5月末時点)。「広義の「テクノロジー関連株」への投資である点に留意が必要。
・一方でマザーファンドの組入上位銘柄を業種別にみると、半導体セクターへの集中度は高い。半導体需給や地政学状況が急変した局面では、ポートフォリオへの影響が集中しやすい。
・信託報酬は年率2.09%(税込)と、同じ米国テクノロジー株主体の競合インデックスファンド、たとえばNASDAQ100連動インデックスファンドなどと比べると相応に割高である。
続いて商品のパフォーマンスを紹介する。騰落率は以下の通りだ
・1年 54.61%
・3年 143.57%
・5年 177.00%
・10年 722.73%
(2026年5月末現在)
長期でのトラックレコードには注目しておきたい。
ここまでの情報を踏まえ、投資の向き・不向きは以下の要素を参考にすると良いだろう。
<向いている人>
・投資対象を「GICS分類の情報技術セクター」に限定せず、メディア、一般消費財、ソフトウエアなどを含む広義の「テクノロジー関連米国大型株」にしたいと考えている人
・直近の半導体・AIインフラセクターへの集中を、中長期的なAI投資トレンドとして積極的に受け入れられる人
・「テクノロジー・トールキーパー」という独自の銘柄選定哲学への理解と信頼を前提に、ゴールドマン・サックスのボトムアップ運用に長期的に期待できる人
<向いていない人>
・ソフトウエアやメディア関連企業などへの分散を希望せず、近年の情報技術セクターのみのポテンシャルを取りたい人
・組入上位銘柄の半導体セクターへの集中が気になる人
・中長期の投資を希望せず、短期で利益を得たい人
・低コストのインデックスファンドでの資産形成にこだわる人
今回は「netWIN GSテクノロジー株式ファンド Bコース(為替ヘッジなし)」の特徴をひも解いた。投資信託に万人にとっての正解はなく、その選定基準も人それぞれだ。本連載では今後も各商品を深掘りし、個人投資家が自分の大切な資産を託せる"推し"を見つけるヒントをお届けしていく。
執筆/フィナシー投資信託取材チーム
※記事内の数字は注記がない場合は6月30日現在(出所:ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント公式サイト、騰落率は投資信託業協会データ)
