注意点とパフォーマンスを紹介!

一方で、購入前に知っておきたい留意点は次の通りだ。

 ・特化型運用ファンドであるため、特定銘柄の株価変動の影響を大きく受ける可能性が高い。
・組入外貨建資産について原則として為替ヘッジを行なわないため、為替相場の変動による影響を直接受ける。
 ・購入時には販売会社によっては最大3.3%(税込)の申込手数料がかかり、信託報酬は年率1.65%(税込)程度。換金時には0.3%の信託財産留保額がかかる。同ファンドはアクティブファンドであり、より優良な銘柄を選ぶための調査コスト等を反映するため、インデックスファンドに比べるとコストがかさむ。

続いて商品のパフォーマンスを紹介する。
騰落率は以下の通りだ。

・1年   140.36%
・3年   359.47%  
・5年   621.34%
・10年 2607.93%

(2026年5月末現在)

長期で大きくパフォーマンスが伸びているところに注目したい。

ここまでの情報を踏まえ、投資の向き・不向きは以下の要素を参考にすると良いだろう。 

<向いている人> 
・世界的な半導体産業の成長ポテンシャルに期待し、アクティブ運用によるリターンを狙いたい人
・特定業種への集中投資による基準価額の大きな変動を、長期的なリターンの源泉として許容できる人 
・NISAの成長投資枠を活用し、中長期的な視点で資産拡大を目指す人 

<向いていない人> 
・幅広い国やセクターへの分散投資を重視し、特定銘柄への集中リスクを避けたい人
・インデックスファンドのような低水準の運用コスト(信託報酬等)を最優先する人 
・為替変動リスクや短期的な価格下落に対する心理的負担を抑え、 ボラティリティの低い運用を求める人

今回は「野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)」 の特徴をひも解いた。投資信託に万人にとっての正解はなく、その選定基準も人それぞれだ。本連載では今後も各商品を深掘りし、個人投資家が自分の大切な資産を託せる“推し”を見つけるヒントをお届けしていく。

執筆/フィナシー投資信託取材チーム

※記事内の数字は注記がない場合は6月16日現在(出所:野村アセットマネジメント株式会社 公式サイト、騰落率は資産運用業協会データ)