「半導体シフト」進める化学メーカー 3期連続最高益が視野

ADEKAは総合化学メーカーです。自動車向け樹脂添加材や半導体材料などの「化学品事業」を中心に、「食品事業」と「ライフサイエンス事業」の3事業を展開しています。

化学品事業は、24年に電子材料本部を内部に新設し、同本部は25年に半導体材料本部へと改組しました。営業・研究・企画と分かれていた部門を1つに集約したほか、半導体を重視する姿勢を明確にしています。

【セグメント情報(26年3月期)】

・化学品(営業利益:263億円、営業利益率:12.2%)
ポリオレフィン用添加剤、塩ビ用安定剤・可塑剤、高純度半導体材料、半導体リソグラフィ材料、エポキシ樹脂、ポリウレタン原料、水系樹脂

・食品(同43億円、5.2%)
マーガリン類、ショートニング、チョコレート用油脂、フライ・調理用油脂

・ライフサイエンス(同98億円、8.8%)
農薬、医薬品、医薬部外品、動物用医薬品、木材薬品、医療材料

出所:ADEKA 決算説明会資料

業績面では、売上高および各段階利益は25年3月期に過去最高を更新しました。続く26年3月期も最高業績を再更新し、今期(27年3月期)も増収増益の計画です。高採算の化学品事業がけん引役となり、全社の営業利益率も改善傾向にあります。

ADEKAの業績(2017年3月期~2027年3月期)
 
出所:ADEKA 決算短信より著者作成
 
ADEKAのセグメント営業利益(2017年3月期~2027年3月期)
 
出所:ADEKA 決算短信および決算説明会資料より著者作成