配当金は三井物産がトップ水準、自社株買いも期待大
続いて株主還元についても7大商社で比較してみましょう。
今期(27年3月期)の予想配当金は、増配率および配当性向ともに三井物産が首位でした。増配率は前期比21.7%増と、2位の三菱商事(同13.6%増)を大きく上回ります。株主還元の姿勢は、総合商社のなかでも積極的といえるでしょう。
【主な総合商社の予想配当金(27年3月期)】
※配当利回りは26年5月7日終値
ただし、自社株買いについては三井物産は公表していません。7大商社のうち、本決算と同時に自社株買いを公表したのは丸紅と住友商事のみです。
【主な総合商社の自社株買い(26年3月期本決算の公表分)】
・丸紅:最大2000万株(自己株式を除く発行済み株式数の1.2%)
・住友商事:最大2200万株(同1.8%)
※丸紅は26年2月に公表した最大500万株(自己株式を除く発行済み株式数の0.3%)からの上方修正
※住友商事は株式分割の効力が発生する26年7月以降は最大8800万株
出所:各社のリリース
もっとも、自社株買いは期中で公表する例もあります。三井物産は直近10年で12回の自社株買いを決定していますが、うち9回は第2四半期以降の公表でした。同社は25年11月の公表分までで7期連続で実施しており、今期にも期待したいところです。
