為替リスクの直撃を受けやすい点に注意
もちろん、注意点もいくつかある。一つ目は為替リスクの直撃を受けやすい点だ。「為替ヘッジなし」のため、金価格が上昇していても円高が進めば基準価額は下落する。為替と金価格が同時に逆風になる局面では、損失が想定以上に拡大するリスクがある。為替リスクが気になる人は、「為替ヘッジあり」を選んだほうがよいだろう。
二つ目は金という資産が「インカムゲインを生まない」という根本的な性質だ。株式は配当を、債券は利子を生む。しかし金には不随する利益はない。金そのものの価値に投資することになるので、配当や利子でカバーされる部分がなく、金価格の上昇でリターンをとるしかない。定期的なキャッシュフローを求める投資家には、向かない資産だと認識しておく必要がある。
NISA「成長投資枠」で購入可能
本ファンドはNISAの「成長投資枠」の対象だ。株式ファンドとの併せ持ちでリスク分散がはかれるので、インデックス投資の積み立てなどと組み合わせるのにも向いている。
「ピクテ・ゴールド(為替ヘッジなし)」はどんな人に向いてる?
このファンドは「株式・債券中心のポートフォリオに分散の柱を加えたい現役世代」に向いている。資産の一部に組み入れることで、株価や債券価格の暴落局面での下値抵抗力を補う役割が期待できる。一方、毎月の定期収入を期待する人や短期売買で利ザヤを取りたい人には不向きだ。
「金」は守りの資産でありながら、使い方次第では長期で力強いリターンをもたらす。特に近年の金価格の値上がりは記憶に新しいところだろう。「ピクテ・ゴールド」は、「守りながら増やす」性質を享受できるファンドの一つだと言えよう。
執筆/フィナシー投資信託取材チーム
※記事内の数字は4月21日現在(出所:ピクテ・ジャパン公式サイト)
