電力不足を救う「効率化技術」を持つ企業:三菱重工、ダイキン…

具体的には、三菱重工のガスタービン技術などが挙げられます。

同社の発電機は、少ない燃料で大量の電力を生み出す世界最高水準の効率を誇っており、電力不足が懸念される中でそのニーズはますます高まっています。

株価がPER60倍超と割高に見えても、業績が絶好調なのはこうした「省エネ・高効率」という国策的なテーマに乗っているからです。

また、サーバーを冷やす技術も重要です。

エアコンによる冷却は効率が悪いため、これからは水で直接冷やす「液冷」方式が主流になると見られています。

ダイキン工業などがこうした技術を持つ企業の買収を進めており、今後いかにこの市場でプレゼンスを発揮できるかが注目されます。

さらに、半導体そのものの消費電力を抑える材料や技術を持つメーカーも、日本の得意分野として大きな投資チャンスを秘めています。

まとめ

現在の相場は、何が起きるか予測できない「不確実性」に満ちています。

このような時、安易に資源高にベッドしたり、逆にパニックになって投げ売りをしたりするのは賢明ではありません。

ウォーレン・バフェット氏も、最近のインタビューで「株価が下がったとはいえ、まだ十分に安くないから下手には買わない」という趣旨の発言をしています。

私たちはもっと深い「ゲリラ豪雨」のようなバーゲンセールを待つ忍耐強さを持つべきでしょう。

長期投資において最も大切なのは、目先のイベントに一喜一憂することではなく、その企業が「努力と工夫」を続けているかを見極めることです。

かつて石油危機を乗り越えて世界トップになったトヨタのように、現在のエネルギー危機や電力不足という壁を、技術と知恵で乗り越えようとする企業こそが、真の強者となります。

私たちはそうした企業をじっくりと探し出し、いい企業である限りはどっしりと持ち続ける、そんなスタンスでこの困難な時代を歩んでいくべきなのです。