ポイント①受取開始時期の延長「75歳未満」まで可能に

井出 次に大きなポイントとして知っておきたいのは、受取開始時期の延長です。もともとiDeCoは、60歳から70歳の間で受け取りを開始する制度でした。しかし2022年4月の制度改正で75歳までに延長されることが決まりました。より長期的な資産形成が可能となり、高年齢期の生活の安定につながると期待されています。

ポイント②加入年齢の拡大「65歳未満」から「70歳未満」まで可能に

井出 次に、加入可能年齢の拡大です。先ほど話したように初期は自営業者や企業年金のない会社員のみ加入可能でしたが、2022年5月からは60歳以上65歳未満の方※も加入できるようになりました。つまり在職中でもiDeCoへの加入が可能となり、より多くの人が老後資金を確保する手段として活用できるようになったのです。さらに2026年12月施行予定の年金法改正により「70歳未満」に拡大されることとなり、2027年1月から適用される予定です。

蘭丸 つまりどんどん長く運用できる、加入期間も延びていくと。iDeCoは成長してきているんですね。

※国民年金の被保険者もしくは任意加入被保険者

ポイント③企業型DCとiDeCoは同時加入・併用が可能

井出 そうなんです。そして2020年の10月には、従来これが一番大きな問題だったのですが、企業年金、企業型DCとiDeCoの同時加入が可能となりました。これで会社員の皆さんの場合は先ほど前編で説明した新iDeCoゼミで解釈する2階建ての年金の形になったということなんですね。

蘭丸 掛金についても変更されましたよね?

●前編「iDeCoの仕組みが分からないまま年月が過ぎてしまったあなたへ【まだ間に合う老後資金の作り方】」