FWB施策で従業員がキャリア形成に集中できる環境を作る

人的資本経営ではスキル向上やキャリア形成支援が中心となりますが、従業員がその機会を最大限に活かすには経済的な安心感が土台として不可欠です。老後に必要な金額や会社の福利厚生によるカバー範囲などが不明確では過度な不安を招き、キャリア形成に投資すべき時間や資金が無用な心配によって奪われてしまいかねません。

一方で、多くの企業は退職給付制度や団体保険などの仕組みを提供しています。問題はその内容が従業員に十分認知されているかであり、情報の伝達不足が不安を助長しているケースは少なくありません。

だからこそ企業の制度や情報を可視化して、従業員の過度な不安を取り除き安心してキャリア形成に集中できる状態を創出するFWB施策が欠かせません。

一例としては、将来のリスク対策として導入する企業が増えている長期障害所得補償保険(LTD)制度があります。日本では死亡・医療保険の備えは手厚い一方、就業不能リスクへの個人の備えは十分とはいえません。

LTDは万一の際の生活基盤を守る安心材料となります。何かあった時でも会社が支えてくれるという信頼感が醸成されることで、安心してキャリア形成に集中できる環境の構築に寄与します。