今回は、「結局、円は弱いまま」について解説します(スライド1)。

 

2月23日週のドル円相場を振り返ります。20日に相互関税に対する違憲判決が下された後、ドル売りが優勢となり、週明け月曜日にドル円相場も154円ちょうどまで下落しました。

 

ただ、下げ渋ったドル円は主に日本側の要因で156円台後半まで上昇しました。一つは、高市総理が日銀植田総裁と面談した際、利上げに難色を示していたとする報道です。次に、提示された日銀審議委員の候補者が、2人ともハト派とされる候補者であったことです。

その後、高市総理が市場を注視していると発言したことが報じられたほか、物価安定目標の達成が早ければ春頃にも達成できるとの見方について、審議委員の間で大きな差がないとする植田総裁のインタビューもドル円の続伸を阻みました(スライド2)。

第70回の動画では、ドル円相場が三角保ち合いとなっており、いずれ上下のどちらかに放たれるとみられること、その際、上放れとなる可能性が高いと指摘しました。今週の動きを見ると三角保ち合いを上放れしたように見受けられます(スライド3)。