投資信託で「プライベートアセット投資」若い層ほど認知度

なお、「プライベートアセットに投資する投資信託」については認知率が28.3%だった。市場では取引されていない非上場株式、プライベートクレジット、プライベートデット、インフラなどを組み入れる投資信託のことだが、個人投資家向けにも商品が増えてきており、存在感が高まってきている。

従来、プライベートアセットへの直接投資には多額の資金や専門的な知識が必要であり、一般の個人投資家にはハードルが高いものだ。近年は投資信託を利用することでプロが選定する非上場資産に少額からの分散投資が可能になってきており、選択肢が広がりつつある。

プライベートアセットに投資する投資信託の認知状況

 
出所:「個人投資家の証券投資に関する意識調査報告書」(日本証券業協会)
 

プライベートアセットに投資する投資信託でも若い層の関心が高まっているようだ。投資経験者は30代以下が最も高く4.3%。若い世代がスタートアップやベンチャー企業に対して高い関心を持っており、他の年代よりも身近な存在であるのかもしれない。