相続した株式、投資信託をどうするか？ 8割の答えは

調査では60歳未満の人に、株式や投資信託を相続した場合の方針について聞いている。その結果、「株式や投資信託を保有し続ける」と回答した人が80.2%と大多数を占め、「売却する」と答えた人は19.8%にとどまった。

株式・投資信託を相続した場合の方針（60 歳未満）

株式・投資信託を相続した場合の方針（60 歳未満）を表した図表
 

注：前回調査まで相続財産は「株式」だけであったが、今回調査から「株式や投資信託」に変更するなどの修正を行った。そのため、時系列比較は参考値となる。

出所：「個人投資家の証券投資に関する意識調査報告書」（日本証券業協会）
 

時系列で見ると、「保有し続ける」という回答は2023年の72.6%から2024年には74.3%、そして2025年には80.2%へと着実に増加している。逆に「売却する」という回答は2023年の27.4%から2025年には19.8%へと減少傾向にある。

ただし前回調査までは相続財産を株式のみとしていたが、今回からは投資信託を加えたため時系列での比較は参考値として捉える必要がある。