満足度が高いのは店頭での対面取引?
調査結果で興味深い点は、取引方法による満足度の違いだ。調査では「証券会社・銀行の店頭」で注文を出している層と「インターネット取引」で注文を出している層に分けて分析している。その結果、すべての項目において店頭での対面取引の方が満足度が高いということが明らかになった。
金融機関への満足度(投資信託の売買注文先別)
例えば「商品のリスクや特性の説明は、わかりやすかった」という項目では、証券会社・銀行の店頭取引での満足度は65.9%であるのに対し、インターネット取引では44.4%と21.5ポイントもの差がある。「商品の提案は、自分のニーズに即したものであった」についても、店頭取引の63.0%に対してインターネット取引は43.2%と約20ポイントの差がついている。
最も差が大きいのは「商品やサービス等への要望・照会に誠実な対応があった」という項目で、対面取引の56.4%に対してインターネット取引は29.4%と27ポイントもの差が生じている。

