若い世代ほど取り崩しルール実施、シニアは「損切り」傾向に

年代別の特徴としては、若い世代ほど「『定額』、『定量』、または『定率』などのルールを定めて資産の取り崩しをしているため」との回答が高い傾向にある。30代以下では15.9%がこの理由を挙げている。一方、70代以上では2.5%にとどまる。

この結果には意外な印象を受ける人もいるのではないだろうか。資産運用における取り崩しのテーマは主に老後資金の活用法としてリタイア後の年代に即したものだと考えられがちだ。

一方で、若い層ではデジタルツールなどを駆使して合理的な運用に取り組んでいる可能性がある。口座開設先の金融機関やフィンテックサービスのアプリなどを利用し、一定の基準で利益確定し、自動で再投資に回すといった運用を行っているケースなどが推測できる。

また、「生活費などが不足し、必要額を取り崩すため」という理由も年代による差が見られ、30代以下で12.8%、40代で8.0%、70代以上では6.8%となっている。

なお「損失を出し、損切を行うため」という理由は、65~69歳で32.2%と最も高く、全体平均(27.9%)を上回っている。