ファーストリテイリングの例

私が10年前に住んでいた会社の寮の隣がユニクロの店舗だったので、そこをよく利用していました。そこで服だけではなく株も買っていたとしましょう。2010年末時点の株価が約1万3000円で、それが2020年末時点では約9万円にも膨らんでいたのです。これだけあれば、ユニクロの服が何着も買えてしまいますね。1株でも買っていれば、7万7000円も儲かっていたことになります。

そう、株式投資とはこういうことでよいのです。身近にある企業の株を買っていれば、何もせずとも気がついたら何倍にも膨らんでいたなんてことはざらにあります。

ただし、このような株を買って持ち続けるためには、やはりその会社に対する愛着が必要です。まったく知らなかったり、自分が嫌いな企業だったら、その間の株価のアップダウンの間にすっかり売ってしまっていることと思います。しかし、長期投資ではそんなに早く手放してしまったら大きな利益を得ることはできないのです。

まずはあなたの周りを見渡して、自分が好きだと思える企業を探し出してみてください。

 

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