第2四半期決算で株価急落

パルグループホールディングスの株価は高値からの調整局面を迎えています。2024年8月の日本株市場の急落後、同社株式は値上がり傾向が強まりました。25年7月に今期(26年2月期)の第1四半期の決算を公表すると、大幅な増益だったこともあり、株価は急伸。25年9月には上場来高値となる2948円まで上昇します。

以降は値下がりの傾向です。同25年9月に今期の中間決算を公表すると株価は一時9.26%安と急落しました。営業利益は前年同期比で19.4%増と好調でしたが、第1四半期(同24.6%増)より増益率が鈍化したこと、通期の業績予想を据え置いたことなどが売りを誘ったと考えられます。

なお、中長期では強く上昇しています。株価は直近5年で7.16倍に値上がりしていますが、これは日経平均株価(同2.04倍)を大幅に上回る上昇率です。

【パルグループホールディングスの株価チャート(過去5年間)】
・株価:2035円(25年10月10日終値)

パルグループホールディングスの株価の動きをグラフで表した図表(過去5年間)
 
出所:Tradingview
 

パルグループホールディングスは25年8月に「JPXプライム150指数」に初採用されました。同指数の算出開始は23年7月で、パルグループホールディングスは3年目でメンバー入りを果たします。

パルグループホールディングスはなぜ採用されるに至ったのでしょうか。理由に迫りましょう。