「食品催事は過去最高の売上更新」

続いて北陸の景気ウォッチャーたちによる現状判断の理由のコメントを深掘りしていく。
まずは家計動向関連で現状判断コメントが多かった順(□不変、▲やや悪、○やや良い、以下略)に見ていこう。

百貨店売り場主任「今年の5月は、前年より土曜日が1日多い曜日周りであったため、新型コロナウイルス感染症発生前の2018年と2019年、および前年実績は超える見込み。食品物産に関する催事は過去最高売上を更新」(□不変)

住宅販売会社従業員「現在、新規の分譲地の完成が近づいており、分譲地の販売と同時に新築の契約も進んでいる。また1件当たりの単価も若干上昇しており、高くても良い物を選ぶ傾向がみられる」(□不変)

スナック経営者「長い連休の影響もあったが、来客数は前年比2割の減少となり、新規客はなかった。駅前周辺の居酒屋辺りは若い人で満員と聞いている。時代の変化とともにスナックは寂れてきている」(▲やや悪)

商店街代表者「例年はゴールデンウィークを過ぎると閑散とするが、今年は欧米からの観光客を中心に来客数が減らない。ゴールデンウィーク商戦は日本人の財布のひもが固く今一つだったが、今月もインバウンドに助けられている」(〇やや良)

衣料品専門店経営者「婦人服に対する客の価値観観が変化している。また、天候不順による買い控えがみられる」(×悪)

コンビニ店舗管理「来客数は前年並みであるが、客単価は3~5%の増加」(◎良)