「日並びが大変良い」(旅行代理店)、早くも年末年始に期待
続いて東海の景気ウォッチャーたちによる先行き判断の理由のコメントを深掘りしていく。まずは家計動向関連で先行き判断コメントが多かった順(□不変、▲やや悪、○やや良、以下略)に見ていこう。
コンビニ店長「変わらずの低水準経済となる見込み。財布の中身が厳しいなか、新聞やおにぎりなどの値上げに象徴されるように依然として基本的なアイテムの値上げが止まらない」(□不変)
乗用車販売店従業員「この時期はボーナス支給に向けて、車を買い換える話も盛り上がってくるが、ボーナスをあてにして車を購入するお客は減っており、ボーナス払いなしで月々いかに安く維持費を抑えるかに関心が高い様子」(□不変)
百貨店企画「株価や為替が安定せず、これまで積極的な購買行動を示していた富裕層の購買意欲が減退傾向。また、インバウンドの高額ブランド購入についても一時より下火に。反面、一般サラリーマン世帯の所得増加が確実になったことからか、婦人ファッションを中心に中間層向けのブランドや商材の動きは好調」(▲やや悪)
住宅販売会社従業員「米のニュースは出るが景気回復の施策などが全くない」(▲やや悪)
乗用車販売店従業員「全体的な動きから期待を持てる。お客の決断の速さをみるに、フットワークが軽い様子。現状の景気がかなり良いため、それ以上となると難しいかもしれないが、雰囲気としては期待できる」(○やや良)
旅行代理店経営者「本格的な夏休み予約の第2弾の予約を期待している。7月から8月上旬は少し飛行機が混雑しているため、公共交通や車でも行ける大阪・関西万博宿泊パックの国内ツアーに期待。また、今年は年末年始のカレンダーの日並びが大変良く、12月27日から1月4日で最大9連休になるため、早くもその時期の旅行予約を開始した」(○やや良)