企業動向の先行きは備蓄米、農産物の価格に左右
食料品製造業製造「支払いが高額と低額のお客で二極化。また、店舗間でも売上伸長と停滞の店舗がはっきりと分かれている。米や資材の価格高騰等により、価格改定とコストカットの問題が常に付きまとう」(□不変)
広告業協会役員「先行きの経済環境が不透明であり、必要最低限の販売促進費にとどめる企業が多い。広告業界の業績は当面微減で推移する見込み」(□不変)
農林水産業従事者「今年は果樹を中心に、開花の時期に低温だったためか結実が悪い傾向にあり、収量が減る可能性がある。価格が大幅に上がることになれば消費にも影響が出る」(▲やや悪)
農林水産業従事者「備蓄米の放出により米価は下がるとみられていたが、それほど下がっていない。2025年度の新米の概算金も前年度より高くなる見込み」(○やや良)
雇用関連でも「景気は変わらない」との声が多くを占めた。
新聞社求人広告「広告に少しずつ動きが出ているが、景気は当面変わらないとみている」(□不変)
アウトソーシング企業経営者「AIの進化による仕事量の減少が予想される」(▲やや悪)
人材派遣会社社員「特に専門職の採用は動きが良く、条件を満たす求職者を確保できれば支援数の増加につながる。ただし、求職者の動きに左右されるというリスクもある」(○やや良)
調査概要 調査名:景気ウォッチャー調査(令和7年5月調査) 調査公表:2025年6月9日 調査主体:内閣府 調査対象地域:北海道、東北、北関東、南関東、甲信越、東海、北陸、近畿、中国、四国、九州、沖縄2050人 実施期間:毎月25日~月末