現在の仕事に「満足」が半数を超える
今回参考にするのは、ヒューマンホールディングス株式会社による企業や組織・団体に勤務している1985年生まれの男女1000人(男性:500人/女性:500人)を対象とした調査。
調査に答えた人たちは現在の仕事についてどう考えているのか。調査によれば、「満足している」(「非常に満足(8.1%)」と「どちらかといえば満足(50.1%)」)と回答した人が58.2%と半数を超えた。

収入面だけではない「仕事の悩み」
調査では仕事の悩みについても質問している。最も回答率が高いのは「給与が低い」(35.6%)だった。次いで「モチベーションが上がらない」(22.9%)、「昇給が見込めない」(22.5%)と続く※。
※複数回答可
日本では長らく賃金が上がってこなかった。そのこともあってか収入に関する悩みが上位を占める。一方で「モチベーションが上がらない」や「やりがいを感じない」といった収入面以外の悩みを挙げる人も少なくない。
1985年生まれの調査対象者の多くは15年超の社会人経験を有していると考えられる。こうした人たちの仕事への意欲が低下しているのは気になる結果だ。
