なぜ郊外の駅も上位にランクイン?
ランキング上位は東京都心の駅が並ぶ。一方で、たとえば8位には愛知県の「高蔵寺駅」、11位には大阪府の「鶴橋駅」、12位には千葉県の「南船橋駅」など、郊外の駅も上位に散見される。なぜだろうか。
こうした駅は2019年の平均価格が比較的安かったエリアだ。たとえば愛知県の高蔵寺駅の2019年の1㎡あたり平均価格は約25万円と、23区中11区で中古マンションの平均価格が1億円を上回る東京都に比べて大分低い※。調査によれば、近隣駅の相場が上昇するなかで、その影響を受ける形で中古マンション相場が上昇していると分析している。
※2024年10月~12月 築20年以内かつ投資用物件を除いた平均価格
●どのような駅で中古マンション相場の上昇が見込まれるのか。後編「港区や渋谷区だけではない 郊外の駅の中古マンション価格が高騰している理由」で詳しく取り上げる。
調査概要 調査名:株式会社マーキュリー 調査名:中古マンション駅別相場上昇率ランキング 調査対象:Realnetマンションサマリの中古マンションデータを基に、首都圏、関西、東海で2019年および2024年に流通した、流通時の築年数が10年以内の中古マンション 調査公表日:2025年5月15日