キーワードは「駅近」「築浅」「タワーマンション」
中古マンションの価格を押し上げている要因は何か。
今回参考にするのは、不動産関連サービスを手掛けるマーキュリーによる調査。首都圏、関西、東海で2019年および2024年に流通した、流通時の築年数が10年以内の中古マンションが対象だ。2019年の平均価格と2024年の平均価格から相場上昇率を算出し、ランキング化している。

調査によれば、ランキング2位の「白金高輪駅」、3位の「品川駅」などは、駅近のタワーマンション価格が大きく上昇したことが要因だと考えられる。
また駅によっては、2019年以降に完成したタワーマンションが築年数の浅い状態で中古マンションとして流通したことで相場を押し上げたケースもあるようだ。
こうしたことから、中古マンションの価格上昇を考えるうえで、「駅近」「築浅」「タワーマンション」などがキーワードになりそうだ。