40代二人以上世帯、金融商品(種類別)保有額が多いのは

続いて40代、二人以上世帯の金融商品保有額を見ていきます。

40代の金融商品(種類別)保有額ランキング

出所:金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査2024年」(※世帯主50代かつ金融資産保有世帯、実数782)

1位    預貯金    551万円(うち定期性預貯金240万円)
2位    株式    227万円
3位    投資信託    160万円
4位    生命保険    155万円
5位    個人年金保険    67万円

こちらも1位は「預貯金」(551万円)。2位は「株式」(227万円)、3位は「投資信託」(160万円)が続きます。

順位は単身世帯と同じですが、リスク資産の金額は控え目のようです。子育て中など近い将来の支出が大きい場合は、預貯金などの安全資産を厚めにしているのかもしれません。また特徴的なのは4位の「生命保険」(155万円)です。単身世帯に比べて金額が大きく、不測の事態を考えて万が一の保障に注目している世帯も多いのでしょうか。

40代はリスク資産が上位に 二人以上世帯はリスクを抑える傾向に

以上から40代の金融資産保有額は、「預貯金」以外には「株式」「投資信託」などのリスク資産が上位にランクインしました。老後まで時間があることからか、リスクを取って資産形成に励んでいることがうかがえる結果に。一方で二人以上世帯は単身世帯に比べてリスク資産を抑え、代わりに生命保険など万が一の保障を厚めにしているようです。

<調査概要> 調査名/「家計の金融行動に関する世論調査2024年」(金融経済教育推進機構) 調査時期/令和6年6月21日~7月3日 調査対象/単身世帯:全国2,500世帯(20歳以上80歳未満で単身で世帯を構成する者)、二人以上世帯:全国5,000世帯(世帯主が20歳以上80歳未満で、かつ世帯員が2名以上)、総世帯:令和3年調査より二人以上世帯、単身世帯の調査方法が同一となったことから、両調査の計数を合算する形で作成を開始した参考計表 調査方式/インターネットモニター調査