60代単身世帯の金融資産 2位は「100万円未満」、1位は?

60代が持つ金融資産額について、単身世帯と二人以上世帯に分けてそれぞれ詳しく見てみましょう。

60代の金融資産保有額ランキング(単身世帯)

出所:金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査2024年」(※金融資産保有世帯、実数310世帯)

1位 3000万円以上    23.2%
2位    100万円未満    12.3%
3位    1000万~1500万円未満    11.3%
4位    2000万~3000万円未満    8.4%
5位    500万~700万円未満    8.1%

60代単身世帯の金融資産の保有額1位は、最高額の選択肢である「3000万円以上」で23.2%でした。老後2000万円問題が話題になりましたが、4位の「2000万~3000万円未満」(8.4%)も含めて、それ以上の金融資産を築いている世帯が3割以上いるという結果となりました。

一方、2位にランクインしたのは最低額の選択肢である「100万円未満」で12.3%でした。両極端な層が上位に混在するという結果でした。なお平均額は2363万円です。平均額は高額層が押し上げている可能性があるため、中央値も確認しておきましょう。中央値とは、数値データを並べた時に中央に来る値のことで、60代単身世帯では960万円でした。