2024年中に新NISAで金融商品を購入した全国の10代~70代の男女7610人を対象に実施された「新NISA開始1年後の利用動向に関する調査結果(速報版)」(日本証券業協会)。同調査では購入・売却金額、購入・売却銘柄数、購入・売却商品とその理由や損益などを聞いている。そのうち40代に絞った「成長投資枠」の投資額について傾向を見ていこう。

【男性40代】成長投資枠「240万円」利用がトップで約2割

 
出所:日本証券業協会「新NISA開始1年後の利用動向に関する調査結果(速報版)」
 

男性40代「成長投資枠」購入金額ランキング

1位 240万円 19.7%
2位 10万円未満 16.9%
3位 20万円~50万円未満 16.2%
4位 50万円~100万円未満 14.1%
5位 10万円~20万円未満 10.0%
5位 100万円~150万円未満 10.0%
7位 200万円~240万円未満 8.3%
8位 150万円~200万円未満 4.8%
(n=797)

男性40代の新NISA「成長投資枠」の購入額は、1位「240万円」19.7%と上限額いっぱいまでフル活用している層がトップだった。一方で、2位は「10万円未満」16.9%、3位「20万円~50万円未満」16.2%と合計で約3割となり、少額投資層と高額投資層の間で手持ち資金やリスク許容度、投資経験に応じた投資の多様性が見られる。

なお、平均は104.9万円。男性(全年代、3535人)の平均109.7万円から約5万円のビハインドとなっている。人生100年時代といわれるようになって久しいが、その点から考えると40代はまだ先が長い。

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