【女性60代】つみたて投資枠は「120万円」トップも、僅差で「10万円~20万円未満」
女性60代の「つみたて投資枠」購入金額は「120万円」が1位で16.8%を占めた。
女性60代「つみたて投資枠」購入金額ランキング
1位 120万円 16.8%
2位 10万円~20万円未満 15.9%
3位 20万円~40万円未満 14.9%
4位 5万円~10万円未満 12.0%
5位 5万円未満 11.7%
6位 40万円~60万円未満 11.0%
7位 100万円~120万円未満 7.8%
8位 60万円~80万円未満 6.8%
9位 80万円~100万円未満 3.2%
(n=309)
女性の年代別でみた場合でも男性と同じく「120万円」の割合が最も高かった。とはいえ、2位「10万円~20万円未満」15.9%、3位「20万円~40万円未満」14.9%と続き、以下4位、5位も少額のため、60代女性のつみたて投資枠の利用傾向は全体的には少額投資といえそうだ。なお平均購入金額は49.9万円だった。
つみたて投資枠で投資できる商品は、「長期」「積立」「分散」に適すると金融庁が定めた基準を満たした一部の投資信託のみ。そこから自分に合った商品を選んで投資するわけだが、60代のシニア層がつみたて投資枠を活用するにはどんな選択肢があるだろうか。
例えば60代などのシニア層に一定の人気があるといわれる投資信託の中には、分配金が支払われるタイプの商品がある。つみたて投資枠では、毎月分配金が支払われるタイプは除外されているが、隔月分配型(2カ月に1回)の商品は一部、ラインアップされている。
シニア層には、年金支給月(偶数月)には年金をもらい、年金がない奇数月には隔月分配型の投資信託で分配金をもらうという資金計画を立てている人もいるようだ。このようにつみたて投資枠を老後資金計画の一部に組み込むなどの方法も一案だろう。
60代のつみたて投資枠の利用傾向が分かったところで、成長投資枠の方はどのように活用しているのだろうか。
●気になる「成長投資枠」の利用動向は後編【60代】新NISA「成長投資枠」投資額ランキング「速報版」にて詳報している。
調査概要:「新NISA開始1年後の利用動向に関する調査結果(速報版)」 調査主体:日本証券業協会 調査対象:2024年に新NISAで金融商品を購入した7610人 調査時期:2025年1月 調査方法:インターネット調査