「年金がもらえるまで」に“最低いくら”用意しておく?
全国5000世帯を対象に金融資産や借入金、家計の状況などを聞いた調査「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(金融広報中央委員会)から60代の回答を見ていきましょう。まずは「年金支給時に最低準備しておく金融資産残高」についてです。
※家計の金融行動に関する世論調査2023年(二人以上世帯、単身世帯、総世帯の各調査)
単身者と二人以上世帯の“差”は約250万円
単身世帯 1707万円
二人以上世帯 1956万円
年金がもらえるまでにいくら準備しておくかについては、単身者は約1700万円、二人以上世帯は約1950万円という回答でした。両者の差は約250万円となり、一人暮らしか、二人以上かでそこまで大きな差は生じていないようです。
年金がもらえるまでに用意する金融資産残高という質問の条件から、老後はこの残高に年金を併せて生活していくことを想定していると解釈できます。ところでこの残高は、他の年代と比較してどの程度差があるのでしょうか。