金融のプロフェッショナルに向けた専門誌『Ma-Do(マ・ドゥ)』では、読者に「もし自分がいま買うとしたらどの投資信託なのか?」を定期的に調査している。「バランスファンド」で買いたいファンドはどれなのか、その結果と選んだ理由とともに紹介したい(調査実施期間:1月24日 ~ 2月7日/有効回答数:90)。

バランスファンドは「低コスト」に注目集まる

『Ma-Do』モニターが選んだ「自分が買いたいバランスファンド」

①のむラップ・ファンド
  <野村アセットマネジメント>

②eMAXIS Slimバランス【8資産均等型】
  <三菱UFJアセットマネジメント>

③世界経済インデックスファンド
  <三井住友トラスト・アセットマネジメント>

複数の資産や市場にバランスよく投資する「バランスファンド」部門での1 位は「のむラップ・ファンド」。「信託報酬が低く、パフォーマンスも良い」(関東地方/地銀)という理由に加え、「運用トラックが長く長期投資で結果を出している。商品内容も分かりやすい」(近畿地方/地銀)など、コストの安さと分かりやすさが評価された。

2位の「eMAXIS Slim バランス」は、「バランス型投信でありながら、信託報酬も低位で運用コストが抑えられている」(東海地方/第二地銀)という意見が多数を占めた。そのうえ「純資産も多く、安定して利益を出している」(近畿地方/地銀)ことも選ばれた要因となった。

3位に入った「世界経済インデックスファンド」も、「世界経済へのインデックス投資を低い手数料で行っている」(北陸信越地方/地銀)との意見が多かった。

さまざまな資産に分散投資するバランスファンドでも、選択の際には信託報酬・販売手数料などが「低コスト」だということが重視されるのだ、ということが如実にあらわれたと言えるだろう。