外国株は
米国株も見ていきましょう。
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こちらはS&P500の1カ月間の推移です。水曜日までは非常に底堅く推移していましたが、その後は少し株が下がりました。
要因は二つあると考えられます。一つは20日に発表されたウォルマートの決算です。実績は予想を上回ったものの、今後の見通しが投資家の期待を下回りました。
2月14日に発表された小売売上高が下落したことも相まって、消費の先行きに対する慎重な見方が台頭しました。
また、トランプ政権の関税がインフレ再燃を招き、少し金利が上がるのではないかという懸念が出たことも要因だと思われます。
一方で米国株は依然として高値圏ですから底堅いという見方もできると思います。
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続いてDAX(ドイツ株価指数)です。
史上最高値を更新した後は少し下がっています。
ロシアとウクライナの紛争が停戦後を見据え軍事力増強の観点から防衛関連の銘柄が上がっていることや、ドイツテレコムなど非製造業が堅調だったことなどが要因です。それからECBの利下げもけん引したと考えられます。
また、後述しますが、ドイツが少し財政拡張気味になるのではないかという期待感もあるようです。
ユーロ圏、特にドイツやフランス当たりの株価は非常に堅調に推移していて、足元で若干下がったというのが直近の動きでした。