証券会社ならETFでも投資OK 銀行は非上場の投資信託が選択肢
ANA株式は証券会社で買えます。銀行では個別の株式に投資することができません。
証券口座を持つならETF(上場投資信託)も選択肢です。物流業の関連株式に投資する「NEXT FUNDS運輸・物流(TOPIX-17)上場投信」は、組み入れの上位にANAが入っています。
【NEXT FUNDS運輸・物流(TOPIX-17)上場投信の組入上位5銘柄】
・東日本旅客鉄道:11.8%
・東海旅客鉄道:8.7%
・日本郵船:7.3%
・商船三井:7.1%
・ANAホールディングス:5.7%
※2024年11月末時点
銀行からANAに投資するなら、上場していない一般的な投資信託を選びましょう。ANAはいくつかの株価指数に採用されています。その株価指数への連動を目指す「インデックスファンド」なら、資金の一部はANA株式で運用されることとなります。なお、これら非上場の投資信託は証券会社でも購入できます。
【ANAを採用する主な株価指数】
※日経平均株価は2024年11月末、その他は2024年10月末時点
※上記ファンドはいずれも配当込み指数を参照
株主優待は株式の保有者が対象 投信では受けられない
最後に投資信託を使ったANAの投資で注意したいポイントを2つ紹介します。
1つは投資割合が薄まることです。基本的に投資信託は複数の銘柄で運用されます。投資信託を使ってANA株式だけに投資することはできません。
もう1つの注意点は、株主優待は受けられないことです。ANAは株主優待を実施しており、100株以上の保有者は運賃の割引といった特典を受けられます。しかし、株主優待は株式の直接の保有者が対象です。投資信託を購入しても株主優待は受けられません。
ANAだけに投資したいときや、株主優待を受け取りたいときは株式を直接購入しましょう。ただし個別の株式は決算公表などで比較的大きな値動きが生じます。投資は慎重に判断するようおすすめします。